竹の可能性について

全国的に竹林の管理、運営問題が取り上げられて久しい。
プラスチック製品や輸入品に押されて需要が見込めないので
あっとゆう間に衰退したそうである。
現状はシルバー人材センターやNPO団体が細々と
竹細工等の工芸品や、竹酢液、竹炭などを製作しているようだが
第3者的にみて、あまり工業的、商業的とは思えない。
予算消化の一端に過ぎない気がする。
そもそも竹の有用性があまり証明されていない。
物性も詳細に明かされていない。

竹酢液、竹炭などは農業用土壌改良に有効だそうだが
そもそも農業自体衰退している。
タケノコだってフレッシュな奴は春しか食わん。
建築材にしたって乱暴だが仮に法律が変わって、
「壁材の竹炭練り込みを義務化する」とか
「必ずどこかに竹材を使用すること」とかになっても
コスト面で恐らく輸入品に淘汰されていくであろう。
もうニッチに生き残るしか道はないのかもしれない。

しかし捨てればゴミ、利用すれば資源なのである。
先日某所でフレームに竹の集成材を使用した自転車をみた。
かなりカッコ良かった。
本気で性能比較するべきだ。
そうしないと工芸品で終わってしまう。

・アルミと比べてどうなのだ?
・カーボンと比べてどうなのだ?
・レースに出てみたら?
・一流選手に評価してもらったら?

きちんと性能を評価して、カスタマイズして
強度の上げ方とかを研究して、じゃないと
せっかくのアイデアがもったいない。

自治体に買い取ってもらい
ママチャリ仕様にして観光地のレンタルサイクルにするとかして
使ってもらう方法もある。